看護師に向いている人の特徴

看護師にはどんな人が向いていると思いますか？看護師の仕事は人の命にも関わる仕事なので大雑把やいい加減な性格では駄目でしょう。やはり、責任感が強くてしっかりした人がよいと思われます。実際の声やネットの情報を参考に、向いている人の特徴をリサーチしてみました。

・几帳面で真面目な性格
・細かいことにもよく気がつく
・道徳観があり、義理人情に篤い
・完璧主義者で仕事をきちんとこなす
・人に何かを頼まれると断れない
・我慢強い性格

一般的なイメージでいけば、真面目である、仕事をしっかりこなすなどは看護師として当然必要な要素だといえます。また、病気や怪我の人を相手にする仕事なので、我慢強く話を聞いてあげたり、いつも患者さんのために働くような心構えも必要になるのではないでしょうか。
しかし、先程並べた要素というのは実は「うつ病になりやすい性格」の要素でもあるのだそう。うつ病の原因についてはまだ十分分かっていない部分もありますが、ある研究によると、うつ病になりやすい性格として、次のような項目が紹介されています。

・几帳面で真面目
・言いたいことがあっても言えない
・神経質な性格
・仕事を他人に任せられない
・道徳観、義理人情に篤い
・完璧主義者 潔癖主義者 理想主義者
・がんこで臨機応変な対応ができない
・人に何かを頼まれると断れない
・自分さえ我慢すればとよく思ってしまう
・感情表現が苦手
・他人の評価が気になり、被害妄想的
・執着する性格

看護師に求められそうな要素と、うつ病になりやすい要素がかぶっているというのも少しおかしな話に聞こえますが、結果それだけ看護師がうつ病など精神的な不調のリスクも高いということが伺えます。人材不足が叫ばれている世の医療関係者の心身の健康を守るためには、働きやすい体制を作ったりメンタルケアを充実させたりと環境を整えることが大切になってくると思います。

もちろん、看護師である以上、真面目かつ正確に仕事をすることは必要ですが「看護師はこうあるべき」という役割を意識しすぎてしまうと自分に大きな負担となってしまいます。現実に自分がそれに近ければ問題ありませんが、もしそうでなければそれは無力感や自分への失望感に変わってしまいます。看護師としての仕事を充実させるためには、精神的な余裕を持つことも重要です。看護師の中にも、うつ病や適応障害といった心の不調を抱えている人がいます。一度そうなってしまうと仕事に充実感を感じるどころか仕事が嫌で仕方がないという状態に陥ってしまいます。そうならないためには、自分の役割を意識しつつも、ある程度肩の力を抜いてリラックスして仕事に取り組むことが大切です。